照明と共にスモークの中からKREVAの登場！特注のスーツに身を包み、挨拶かわりに未発表楽曲『ｽﾄﾛﾝｸﾞｽﾀｲﾙ』『THE SHOW』『You don't stop』を披露。のっけから猛然とマイクに向かってﾗｯﾌﾟする姿に圧倒された。

息つく暇もなく、ｾｶﾝﾄﾞｱﾙﾊﾞﾑ『愛・自分博』の『H.A.P.P.Y』のｲﾝﾄﾛが流れ始めると、大歓声と共にﾒﾄﾞﾚｰに突入。『江戸川ﾛｯｸｵﾝ』でCUEZEROが登場！続いて突如現れた巨大なﾎﾞｯｸｽからSONOMIが登場！『ひとりじゃないのよ』で1番をSONOMIが歌い、2番をKREVAがﾗｯﾌﾟするﾊﾞｰｼﾞｮﾝを見せてくれた。その後KREVAが一旦姿を消したｽﾃｰｼﾞでSONOMI のﾒｼﾞｬｰﾃﾞﾋﾞｭｰﾐﾆｱﾙﾊﾞﾑ『Everyday☆ｴﾋﾞﾃﾞｰ☆』からﾀｲﾄﾙﾁｭｰﾝを熱唱

再登場したKREVAは「見たこと もない俺を見せてやるぜ！」となにやら“意味深”な発言。『くればいいのに』のｶｯﾌﾟﾘﾝｸﾞとして収録される『JUMP ON IT』でﾀﾞﾝｽを披露。さらに久保田利伸とのｺﾗﾎﾞ曲『M☆A☆G☆I☆C』をさわりだけ聴かせてくれるなど、ｻﾌﾟﾗｲｽﾞの連続に、度肝を抜かれた。

ﾋｯﾄｼﾝｸﾞﾙ連発や観客も一体となって合唱した本編ﾗｽﾄﾅﾝﾊﾞｰの『ｱｸﾞﾚｯｼ部』など、最後までﾃﾝｼｮﾝを落とす事なく、大団円を迎えたこの日だったが、中でも特に圧巻だったのが2度目のｱﾝｺｰﾙで披露さ れた『希望の炎』。 再登場したKREVAは中央にある DJブースに向かうと、なんとその場でトラックを作り始めたのであ る。日常で使い慣れている愛機、 MPC(サンプラー)とシンセを駆使 して、夢中でビートとシーケンスを組んでいき、出来上がったトラックの上で叙情的な名曲を歌い上げる。本編で魅せた軽快でエン ターテイメントな姿とはまたひと味違った、楽曲の全てを自らの手で作り上げてきたからこその新たな挑戦。常に向上心を忘れないKREVAの、並々ならぬ底の深さ が垣間見えた。