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意 味 深 3
KREVA CONCERT'10
2010/10/13(水)日本武道館 2010/10/14(木)日本武道館
OPEN18:00/START19:00 OPEN18:00/START19:00
◆料金:S指定席¥6,000 A指定席¥5,000 全て税込
◆一般発売:9/18(土)
開演予定時間の19時を回り場内が暗転。大歓声をバックに最新作のタイトル曲「Oasys」が流れ、シンセの幻想的な音色と、ステージを照らす淡いライトが静かに昂揚感を煽る。曲が終わると、爆発音とともに重層構造になっているステージの白幕 が1枚落とされると、中央に立つKREVAのシルエットが浮かぶ。しかし、微動 だにしないKREVA。そのまま1分30秒ほど過ぎ、KREVAがすっと右腕を上げると、 武道館中が息を飲む。
第一声はソロ・ デビュー曲「希望の炎」のフックのワンフレーズ。続いて『OASYS』のリード曲「かも」のトラックが流れる。ステージ上手に 熊井吾郎、下手にDJ SHUHO。まずはミニマムな3人編成でスタート。KREVAの衣装は角度によって『OASYS』カラーが浮かび上がる玉虫色のセットアップ。"このまま飛ばしていくぞ!"と、立て続けに放たれたのは「ストロングスタイル」「成功」「Have a nice day!」とアッパーなシングル曲。この最初のセクションで、夏フェス1本分ほどの見ど ころ、聴きどころが凝縮されていたと いっても過言ではない。
「ようこそ武道館へ、ようこそ『意味 深3』へ、ようこそ俺らのショーへ!
ここから『意味深』らしく、いままで一度もやったことない曲、まだリリースされていない曲、やったことの ある曲でも全然違うアレンジでお届けしたいと思います」
ここから一瞬も聴き逃せない『意味深3』のエクスクルーシヴ・メドレー が展開されていく。まずオリジナル はDABO、ANARCHYとタッグを組みHip-Hop ・シーンの一大アンセムとなった「I REP」 →「I REP」と同じくBach Logicトラックの「Nothing」(09年2月配信限定楽曲)→Perfumeの「575」に KREVAオリジナルのラップを付け加え ながらリミックスした「575 Remix」 (勝手にリミックスシリーズvol.5) →熊井吾郎トラックの「忘れずにいた いもの」(08年『クレハーカップ』 ツアー会場特典楽曲)→同じく熊井吾 郎トラックでオリジナルはSEEDAをフィーチャリング・ゲストに迎えた 「good boy,bad boy」(『くレーベ ルコンピ/【其の五】~その後は吾郎 の5曲~収録』)と紡いでいく。さら に、KREVAが「good boy~」のラップをキープしたまま、トラックはグラデーションをつけながら、ふたたび 「THE SHOW」へと移行していくという合体技を披露。
"どうもありがとう。いまみたいに1 回もやったことのない曲などをやるの が『意味深』の醍醐味だよね。だけ ど、今日はじめて俺のライヴを観に来 たっていう人もいるわけで。その人た ちのためにここからは誰もが絶対知っ ているであろう、しかもじっくり聴け る3曲をお届けするぜ"
流れるのは「音色」のイントロ。さら にKREVAが言葉を続ける。
"とは言いつつ、いつもライヴに来て くれる人のために少しずつアレンジを 変えてあるから楽しんでくれ"
「音色」、「スタート」、「アグレッ シ部」という、KREVAの専売特許であ る"ビートの利いたセンチメンタル"が よりメロディアスな形で表れたシング ル3曲を、さらに美麗にリ・アレン ジ。なかでも「アグレッシ部」のオリ ジナル・ストリングス・ヴァージョン は、終盤まであえてビートを排除し、 オーケストラルなムードなかでラップ とメロディを刻み、楽曲の音楽的な美 しさを際立たせた。
セクションの転換を知らせる 「OASYS」がふたたび流れる。その後 「H.A.P.P.Y.」のイントロが流れたか と思うと、KREVAが即座に音を止め、 場内が明るくなる。ここからはKREVA 曰く「最近の俺のライヴではおなじみ になってきた、ライヴ後半に鋭気を養 うために座ってみようコーナーです」 に突入。今回は、あらためて継続的に使 用しているDJ SHUHOのデジタルDJ セット、熊井吾郎のMPC4000によるセッションでJ-POPの楽曲を解体し、 その場でヒップホップ・トラックに変 貌させるというチャレンジを行った。 まずスピッツ「チェリー」、久保田利 伸「Missing」を元ネタに、原曲の判 別がつかないほどドープなブレイク ビーツを響かせる。
3曲目の元ネタとして使用されたのは三浦大知「Your Love feat.KREVA」で白の衣装で キめた三浦大知本人が登場。沸き上がるオーディエンスからの歓声を受けてノリノリだったが、あえなく KREVAに音を止められてしまう。ここ から大知"唄わせてくださ い"KREVA"ナッシング!"というミニ コントが。その果てに、 KREVAが「三浦大知がKREVAの曲を唄えばいいんじゃない?」と提案。「生まれてきてありがとう」をカヴァ―した。
場内が暗転し、「OASYS」が流れる。聴こえてきたのは、ミニ・ アルバム『OASYS』全体のイントロ的 な役割を担う1曲目「道なき道」のクラップ音。ここでまたもう1枚幕が降り、白の衣装で統一したバンドが現れる。満を持して、小室哲哉の登場である。KREVAは"LEDサングラス"を着用。
"いよいよ『意味深3』、ここからが ラスト・ブロック。ラストはこのスタイル、つまりバンドともにお届けするぜ。
早速メンバー紹介
ドラム・白根佳尚
キーボード・柿崎洋 一郎
ベース・角田俊介
そして、俺がこの名前を呼ぶとは思いもしなかったぜ…小室哲哉!"
武道館の熱気がさらに高まる。"ここにDJ SHUHO、熊井吾郎を加えてお届けするラスト・ブロック、もうひとりゲスト、今日唯一の女性、シン ガーSONOMIの登場!
白い衣装のSONOMIが歌声を響かせた 「たらればfeat.SONOMI」。激しさ と繊細さを共存させたTKのシンセ・ プレイがなんとも感動的だった「エレクトロ・アーストラック」。KREVAが 白いイスに座り情感たっぷりの熱を もって唄い、ラップした「最終回」。 "せっかくこんなすばらしいメンバー が集まってくれたし、今日は『意味 深』だからもう1回あの曲をやりたい 「かも」"と告げ、さらにもう一度 SONOMIと三浦大知を呼び込み、スペ シャル・ヴァージョンで躍動させたこ の日2回目の「かも」、本編ラストの 「Changing Same」と続き、最高のラ スト・ブロックは終了した。
メンバーがステージに並び、手をつな いでカーテンコール。KREVA"せっか くだから小室さんひとこと!"小室"ホ ント新鮮だった。ありがとう、 KREVA"。そのシンプルなひとことに 武道館がまた大きな歓声と拍手に包ま れる。
さらに『意味深』が『意味深』で ある理由は、アンコールにも用意され ていた――。
まずはSHUHOと熊井が現れて、ビー ト・セッション。オーディエンスの視 線がステージに集まったところで、ア リーナが騒然とする。なんと、KREVA がアリーナ後方の通路から登場! 流 れるのは「あかたなはまやらわをん」 のトラック。オーディエンスの緊迫と 熱狂が交錯するなか、KREVAはアリー ナ後方の中央に立つ。オーディエンス に囲まれながら、彼ら一人ひとりを見 渡し、威風堂々とラップするKREVAの姿に、ラッパーとしての原風景を見 た。ふたたびステージに立った KREVA。『意味深3』のオーラスが訪 れようとしていた。ラストのMCに KREVAがいま抱いている思いのすべて が言葉になっていた。少し長くなる が、記憶しているかぎりすべてここに 記したい。
こんなに濃い内容なのに2日間だけで 残念だなって話していたんですけど、 逆に2日間だからこそきっちりやるの がこれから大事なんじゃないかと思い ます。今日来てくれたみんなが今日感 じたことを誰かに伝えて、それがどん どん広がっていくと俺は信じていま す。メンバー紹介のときも言ったけ ど、まさか自分が"小室哲哉"って紹介 する日が来るとは思ってもみませんで した。テレビで小室さんが機材をいっ ぱい使って演奏しているのを見て、 カッコいいと思って打ち込みの音楽、 鍵盤でつくる音楽に魅了された俺が、 いまこうして拙いなりにも鍵盤でつ くった音楽で小室さんと一緒に演奏で きるのは本当に幸せなことです。ちな みに小室さんがサポート・メンバーを やるのは28年ぶりで、さらに他人の つくった曲を演奏するのはほぼはじめ てということです。本当にありがとう ございます。今日来ているキッズが今 日のライヴを見て、影響されて、いつ の日か俺をステージに呼んでくれるの を楽しみに待っています。その前に俺 はもっと人気者になりたいです。1位 をバンバン取っていけるようになりた いんだけど、そのためにはいい曲をつ くっていくことが大事だと思います。 ただひとつすごく自信があるのは、 KREVAと言ったときにスタッフやファ ンの存在も含まれているということ。 だからみんなで大きくなって、その力 でナンバーワンになりたいと思いま す。
最後に『意味深3』に参加したメン バー一人ひとりに感謝を述べたあと、 KREVAはこう言葉を結んだ。
そんな感じでいろんな人に支えられて いる俺ですが、ライヴのはじまりもひ とりなら、最後もひとりで終わろうと 思います。『意味深』は次を期待させ るものでなければいけないと思ってい るから。次に出る作品に入る曲をやっ て終わりたいと思います。いま俺がい ちばん好きな曲です。
ラストは完全初公開の新曲 「EGAO」。重みのあるビートの上 で、オートチューンの切ない主旋律に ヴォコーダーのコーラスが折り重なる。






Information
◆12/3(金)正午より「意味深3」グッズ販売スタート
公演当日、会場に行けなかった方、グッズをゲットできなかった方はこの機会にお買い求めください
数に限りがありますのでお早めにどうぞ
https://www.musicsupport.jp/visualcart/354r/
◆S席とA席について
◆小室哲也氏の出演決定!
◆神輿ロッカーズprezents『KREVA CONCERT2010 「意味深3」 』来場者限定企画 実施決定
「意味深3」にご来場いただいた皆様へ10/13(水)14(木)それぞれ異なるデザインのスペシャル待受けをプレゼント
OFFICIAL GOODS


■ OASYSマルチケース ¥1,500
■ 意味深マフラータオル【Black・White】各¥1,500
■ 意味深ジャージ【Mens・Ladys】各¥7,500
■ OASYS Tシャツ Size:XS.S.M.L 各¥3,500
■ K Tシャツ【Black・White】Size:XS.S.M.L 各¥3,000
■ クレバッグ ¥300
■ OASYSレザーブレス(ポーチ付) ¥4,500
■ ストラップ ¥1,300

■ マフラータオル ¥1,500
SET LIST
2010/10/14 日本武道館
01.Oasys
02.希望の炎
03.かも
04.ストロングスタイル
05.成功
06.Have a nice day!
07.THE SHOW(熊井吾郎Remix)
08. I REP
09.Nothing
10.575Remix~勝手にリミックスシリーズvol.5~
11.忘れずにいたいもの
12.good boy,bad boy~THE SHOW
13.音色
14.スタート
15.アグレッシ部
16.Oasys
17. J-POP × HIP HOP section
18.生まれてきてありがとう with 三浦大知
19.Oasys
20.道なき道
21.たられば feat.SONOMI
22.エレクトロ・アース・トラック
23.最終回
24.かも with SONOMI,三浦大知
25.Changing Same
Encore
26.あかさたなはまやらわをん
27.EGAO
LIVE REPORT~2010.10.14@日本武道館~